漁業ブチームで三陸にて漁に出てきました。この日は大船渡の岡田さんご夫妻の船に乗せていただき、牡蠣とアサリの養殖場を見学させていただきました。ゴレンジャーみたいなツナギがいい感じです。 海藻の沢山ついた牡蠣の殻をナタで切り分ける作業も船上で行い、この作業を延々と行う大変さを実感。現場で体感しないと、ふだんスーパーで買う水産物にかかっている生産者の手間やこだわり、生き物の尊さなどの価値に気づけないこと...

漁業ブツアーで和歌山最南部の那智勝浦港にやってきました。ここは生マグロの水揚げ量日本一の港ですが、熊野古道にも近いせいか、小さな町ながら外国人観光客もかなり見かけます。 近海で獲れたマグロで冷凍しないため、漁船も焼津や気仙沼などに比べて小型ですね。早朝から鮪の競り見学をさせていただきましたが、小さい町で市場のアクセスも徒歩で、こんなに近くで鮪の競りを見られる港はないかも!と気に入りました。 お腹が...

和歌山を下って、紀伊半島最南端・串本までやってきました。今回の漁業ブツアーの目的はマグロです。ここには近大マグロの養殖実験場があり、マグロの完全養殖を研究している第一人者の澤田好史教授にお会いしてきました。 2002年に世界初のクロマグロの完全養殖が成功して話題になった近大マグロですが、成魚までの歩留まりは5%程度で技術的にはまだまだ発展途上だそう。また近大マグロの出荷量はむしろ減少しており、クロ...

漁業ブのツアーで、千葉県・勝浦の金目鯛漁を視察に伺いました。サステナブルな漁業として注目を浴びるこちらの地金目は、カツオやイカの漁獲量が激減した中で最重要魚種となっています。小型漁船組合が漁協を超えて240隻もの金目鯛漁師で地域連携しながら、漁の4時間制限や夜間操業禁止、25cm以下は再放流、また7-9月の産卵期は禁漁期にして、取り過ぎない立縄漁の漁法などさまざまな自主規制ルールで資源管理を行なっ...

今週開催のTSSS2023(東京サステナブルシーフード・サミット)へ参加してきました。 水産業界の企業やNPOなどが集まるイベントで、うに再生養殖の北三陸ファクトリーが今年のサステナブルシーフード・アワードのチャンピオンに選出されたり、ルレエシャトーと日仏シェフのセッションがあったりと色々ご縁も。漁業ブ名刺で業界キーパーソンとお会いできたり、世界視点の登壇者による最新動向の話は学びが多く、もっと日...

駒場の東大コマニ食堂にて、常磐ものの魚を食べる会に漁業ブで参加してきました。駒場Ⅱキャンパスは初めて足を踏み入れましたが、ここの実験食堂、学食の概念を覆す空間で厨房設備も素晴らしく、とても良いですね。 原発視察ツアーをしていた桜井さんの主催で、福島県の富岡町沿岸で皆さんで釣った座布団ヒラメを、東京まで輸送して食するという企画。何と元メジャーリーガー大魔神佐々木さんの釣った大魔神ヒラメまで。見てくだ...

2023年7月15日、岩手県洋野町にて開催されたJAPAN UNI SUMMIT vol.0に参加してきました。 ”北三陸から、世界の海を豊かにする”をミッションに掲げ、脱炭素と持続可能な水産業の実現に取り組む催しには、漁師や流通関係者、飲食店経営者やシェフ、研究者や駐日オーストラリア大使館公使など、多彩な顔ぶれが集まり、未来に向けたディスカッションと課題の共有が行われました。 発起人である北三陸...

8/4に、中目黒のお店を貸切りして、漁業ブ主催の三陸応援 Sea to Plate Project・”キタムラサキウニと北三陸の海の幸を味わう会”を開催しました。連日の猛暑ですが、美味しいうにを求めて集まる会場の熱気がさらに凄い! 第一部は北三陸ファクトリーの下苧坪(したうつぼ)さんをゲストにお招きして、三陸の水産業の現状や歴史、海藻やうにの可能性と気候変動の問題までをプレゼンいただきました。世界...

今回の漁業ブ三陸ツアーの最終目的地は、岩手県沿岸の最北地、日本のうにの聖地・洋野町へ。北三陸ファクトリーの下苧坪さんにご案内いただきました。 うに栽培漁業センターで1年間育てた稚うにを海に放流し、約2年間沖合の漁場で過ごした後、世界で唯一の「うに牧場(増殖溝)」へ移し、天然の昆布やわかめを食べて大きくなります。 大きくなった4年もののうには、漁師によって水揚げされ、北三陸ファクトリーから出荷するプ...

漁業ブ三陸ツアー三日目は三陸鉄道北の終点、あまちゃんの町の久慈へ到着。元同僚で、荒海帆立のブランド開発をしていた森尾さんと合流して、朝から念願の荒海帆立の野田村へ伺いました。 まだ岩手県では全域で、34年ぶりの貝毒による出荷停止が続く状況ですが、野田村職員の方と荒海帆立団の小谷地組合長に、養殖場にご案内いただきました。この日は東北なのに気温が30度を超えて、一段と暑くなりましたが、絶好の海日和に。...