一般社団法人 漁業ブ

ecobeingのシンポジウムに漁業ブとして登壇、「Sea to Plate三陸海の幸体感企画」@可不可TOKYOを開催しました。

2025年2月17日、六本木の国際文化会館にて、ecobeingのシンポジウムに漁業ブとして登壇させていただきました。

中村桂子さん(生命誌研究者・JT生命誌研究館名誉館長)、石田秀輝さん(地球村研究室代表・東北大学名誉教授)といったアカデミックな方々に、戦場写真家でアフリカ現地でひよこの養鶏に取り組む青木弘さん(写真家・PEACEis__PJ設立者)と一緒にアクティビストとして、「生き物である私たち、そして食の可能性と未来」についてお話させていただきました。

今回は普通のシンポジウムだけではありません。開催後の漁業ブ特別企画で、釜石から遠路はるばる宮川シェフをお呼びし、登壇ゲストの方々もお招きして「Sea to Plate三陸海の幸体感企画」を可不可にて開催しました。食べること通じて繋がる、を実践したくて。

三陸ツアーでいつも伺っている目的地の「和の膳 みや川」、三陸を代表する漁師の佐々木洋裕さんの魚を最高の料理に仕上げて頂いて大ファンなのですが、ようやく東京の皆さんに味わっていただける機会を設けられました😉 冒頭に松井香保里さんが三陸の生産者のお話をしていただき、食材に込められた思いを共有しました。

そしてこの日の渾身のメニューは以下の通り。時化の時期に漁師さんに獲って頂いた朝どれの魚を直送し、東京ではまず食べられない地産の魚介類にジビエ、サステナブルな取り組みをしている食材を揃え、予想を遥かに超える釜石の本気を味合わせていただきました。

  • 先付:釜⽯はまゆりサクラマススモーク アクアポニックス農法野菜サラダ
  • 前菜:漁師佐々⽊洋裕さんの⽑蟹 北限の柚子ジュレ、蛸柔らか煮 ⽳⼦煮凝り 早採りわかめ醤油漬け、新物めかぶ、モスソ貝
  • お椀:三陸翡翠あわび あいなめ 木耳
  • お造り:釜⽯産なめたかれい 泳ぐ帆⽴ そい
  • 遠野産わさび、辛味大根 土佐醤油
  • 温物:気仙沼ヤマヨ⽔産牡蠣 白仙包み揚げ
  • 焼き物:⼤槌産⿅⾁ロースト 寒法蓮草 ブロッコリー
  • 八幡平マッシュルーム 菊芋 のだ塩 椎茸ソース
  • しそ味噌 暮坪かぶ
  • ⾷事:合鴨農法⽶ どんこの肝あえ ⾃家製新巻き鮭 海藻汁
  • デザート:⼭地酪農⽜乳アイス 浜千⿃の梅酒チョコレート 山田煎餅 ⼤船渡椿茶

釜石の銘酒浜千鳥と、南三陸ワイナリーの海中ワインとのペアリングも素晴らしく、皆様にもご満足いただけた様子でした。本当に食は人を繋ぎ、幸せにしますね。宮川さんの会、また東京でも開催できればと思いますが、まずは皆で釜石に行かないと。