一般社団法人漁業ブは、2026年8月3〜4日に、高校・大学生が海と漁業の現場を体験しながら、水産業の未来を考えることを目的として、さかなたび夏の三陸ツアー2026(岩手)を開催いたしました。
「さかなたび」は、海と生きる地域の現場に飛び込み、漁業体験や地域交流を通じて、アクションを考える若者たちを育成するツアープログラムです。単なる体験型イベントにとどまらず、学びと行動をつなぐアウトプットワーク(体験・提言発信活動)を通じて、未来志向のリーダーシップ育成を目指しています。
初日はまず大船渡へ。恋し浜の佐々木純さん、イザベルさんの恋し浜帆立クルーズは天気も晴れ渡って、気温も23度と涼しく海風が心地よいです参加の学生の皆さんもとっても楽しそうです。漁港の青空ランチで、恋し浜ホタテBBQをみんなで いただきました。大ぶりのホタテが美味しい!




続いて釜石の唐丹湾でムール貝の養殖を行っている漁協さんの養殖現場を訪問。三陸は海洋温暖化で帆立が死滅するような状況で、代替にムール貝を育ててブランド化の取り組みを行っています。こちらのブランド「はーとふるムール」は水産庁長官賞も受賞し、この日の夕食にも。

その後大槌町に移動して、東大大気海洋研究所の「おおつち海の勉強室」を訪問。大土先生にお話を伺いました。震災後、さまざまな地域と連携活動を行い、小学校などと共創型の海洋教育なども行っています。土地に根差した研究の話が、現場感あっていいなあ。


釜石の夜は大好きな和の膳 みや川さんへ。釜石の神漁師の佐々木洋裕さんが獲った地魚を宮川さんが最高の料理に仕立ててくれる、まさに岩手のデスティネーションとなる素晴らしい店です。大好きなドンコの肝和え(最高の肴!)・ドンコのフライ(フワフワ!)に最上級のホヤ、ナメタガレイ、冷凍しない生の水蛸刺身に、釜石の赤皿貝にムール貝、釜石はまゆりサクラマス、チョウザメの刺身から穴子に手づくり海鮮丼など、釜石の今を知る宮川さんの魚の調理はどれも本当に素晴らしい。








そして漁師さんとお話しながら魚を食べるという最高に贅沢な体験を学生さんにも味わって頂けました。漁師希望の高校生も3人も。翌朝は朝食用に仕入れたウニと真蛸、サクラマスのおにぎりを握って赤皿貝汁まで届けていただいて、何から何までありがとうございました。
ツアー2日目は尾崎白浜漁港へ。リアス海岸の三陸は湾ごとの多様性が面白い。この日はウニ漁見学&朝どれウニご飯の予定でしたが、今年は高水温でウニの漁獲が前年の2割とさらに激減し、残念ながらこの日は休漁に。代わりに佐々木洋裕さんに蛸
の神経締め!を見せていただきました。蛸には神経幹が大きく3つあるらしく、神経締めで針を刺すと足半分ずつと頭が白くなっていきます。漁師希望の高校生にも実習してもらいましたが、飲み込みが早い![]()
その後滑りを処理して茹で蛸にしつつ、宮川さんに握っていただいたウニなど3種のお握りと一緒にいただきました。神経締めしたばかりの蛸の身の美味しさに感動。そして船に乗って、沖に籠網を沈めて中に入る魚を引き揚げるカゴ漁の解説をしてもらいました。海の朝食と素晴らしい現場体験に大満足です。






2日目の後半は、都内百貨店で最高級ホタテとして取引される「泳ぐホタテ」のブランディングのお話を、ヤマキイチ君ヶ洞社長に伺いました。その後のランチもホタテ尽くしで絶品。


釜石PITに移動して、釜石市役所の齋藤氏から釜石の水産業の現状と課題、未来への取り組みの話をお話いただきました。そして東京海洋大の水産コーディネーター大屋さんのリードで、最後の振り返りとまとめのワークショップを実施。これで2日間のさかなたびも終了です。



今回はちょうど岩手の梅雨明けで天候にも恵まれ涼しく、無事ツアーを完了できてよかったです!さかなたび参加の学生も既に50名を超えたので、今後は学生参加による地域生産者とのアクションをプロジェクト化していこうかと思っています。
