一般社団法人 漁業ブ

2024秋の秋の漁業ブ三陸ツアー②(ヤマヨ水産:牡蠣養殖の視察)

漁業体験ブ

(小西)漁業ブ三陸ツアーでは、日本を代表する革新的なマグロ水産会社の臼福本店の臼井社長と専務にご案内いただいて、まず大島のヤマヨ水産さんへ。NHK朝ドラの「おかえりモネ」の舞台にもなった牡蠣養殖の現状を社長の小松さん夫妻に見学させていただきました。

実はここの牡蠣オーナー制度を契約したまま、2年ほど引き取っていなかったのですが、ようやく現地にお伺いできました。大きく美味しそうに育った牡蠣にも会えました🦪 帆立貝に牡蠣の卵を付着させたものを沈めて養殖するのですが、ホヤ類や海藻など様々な生き物が付いてロープを引き上げると海のリアルな生態系を感じられます。

三陸沖は海洋温暖化に伴う海流の変化などで、実に5-6度と世界一海水温の上昇が大きいエリアだそうで、牡蠣養殖も影響が大きいそう。その後お父様の先代会長さんもいらしてお話させて頂き、何ともホッコリする時間を過ごせました。ヤマヨ水産にはカフェ食堂も出来てフレンチのシェフもいらっしゃるので、来年はここで牡蠣イベントやりたいです。

(松井)「おかえりモネ」の舞台になった気仙沼湾の美しい緑の島・大島にあるヤマヨ水産を訪問しし、小松 武社長に牡蠣の養殖場を見学させていただきました。

ひんやりした空気のなか、船に乗り込み最初に思ったのは海水の透明度が高くきれいなこと。大島のあたりは川と海の水が混じり合う汽水域で栄養豊富な場所のため、美味しい牡蠣に育つ理想の場所だということがよくわかりました。

ヤマヨ水産では真夏に熱した海水で温湯処理を行い、牡蠣のまわりについたホヤなどの付着物を死滅させ、牡蠣がエサを食べやすい環境をつくってあげる手間をかけるため、味の良さは別格。殻を開けてもらった牡蠣の大きさには驚かされました。

近年の海水温上昇で牡蠣の生育にも大きな影響があり、養殖する水深を深くするなどの取り組みもしているそうですが、今年は海水温が5度も上昇してしまったと伺い、海の環境変化の深刻さを改めて考えさせられました。

私、実はオイスターマイスターだったこともあるくらいの牡蠣好きです。小松社長はじめ、スタッフの皆様の笑顔が本当に魅力的で、こんなに素敵な場所でこんなに素敵な人たちが育てる牡蠣は美味しいに決まっている、と確信しました。

繁忙期にも関わらず、あたたかく迎えてくださりありがとうございました!