漁業ブ三陸ツアー三日目は三陸鉄道北の終点、あまちゃんの町の久慈へ到着。元同僚で、荒海帆立のブランド開発をしていた森尾さんと合流して、朝から念願の荒海帆立の野田村へ伺いました。
まだ岩手県では全域で、34年ぶりの貝毒による出荷停止が続く状況ですが、野田村職員の方と荒海帆立団の小谷地組合長に、養殖場にご案内いただきました。この日は東北なのに気温が30度を超えて、一段と暑くなりましたが、絶好の海日和に。
しかしさすが外洋、普段より波は大人しいそうですが、朝食も食べずに海に出た漁業ブチームは、荒波に揉まれて船酔いが…まだ修行が足りませんね。帆立がラーバ(ホタテの幼生)から成体に育っていくまでの網を揚げて、詳しく解説いただきましたが、この厳しい外洋の環境で育てられたから、野田村荒海帆立は筋肉質で旨みたっぷりのあの特別な帆立になっていくのだと実感しました。
野田湾の沖合は、生活排水の影響を受けやすい内湾に比べて圧倒的に水質がきれいで、ホタテのエサとなるプランクトンが豊富。荒波に揉まれおいしいエサをたっぷり食べた 野田産ホタテは、身が締まった肉厚でぷりぷりの食感と、雑味が無い透き通った味が特徴だそう。
また、野田村は中成貝(殻長9cm未満の若くて小型の貝)の出荷が許可されている岩手県内唯一の産地で、やわらかでふっくらとした繊細な味わいの美味しさが魅力だそう。こちらも食べてみたいです。
岩手県野田村荒海ホタテのサイトはこちら。 https://araumidan.jp/