漁業ブで、3/15-16に気仙沼で開催された水産未来サミット@三陸に参加しました。新世代の水産イノベーターが全国から集結して凄い熱気に。さまざまなアジェンダが議論され、アクションプランも推進していくなど、ここから新しい水産の未来を生み出すコミュニティの誕生を感じました。
日本全国から志高い漁師や水産業関係者が集い、持続可能な水産業を実現させるための熱い議論が交わされた価値ある2日間。資源管理・流通構造・海洋環境保全・消費者啓蒙をテーマに、多くの課題と気づきを得ましたが、一番衝撃を受けたのは、私たちの食べている魚の6尾に1尾は違法な漁業で水揚げされたものだ、という事実(IUU問題)。
課題の多くは水産業に関わる人たちだけの問題ではなく、未来の日本の食生活・食文化にも影響があるし、私たち消費者も事実を知り、行動を変えていく必要があると考えさせられました。
今回のサミット開催地 気仙沼は、国内屈指の遠洋マグロ延縄漁船の船籍港として有名ですが、十ヶ月の航海から戻ってきたばかりの漁船を視察させていただくチャンスにも恵まれました。大きな冷凍庫の迫力には圧倒されましたが、船員たちが過ごす船内が美しく、快適な空間となるよう曲線を用いたデザインが素敵でした。そして、何より案内してくださる海の男たちのホスピタリティにも感激で、貴重な体験ができました。
次回の水産未来サミットは2025年に鹿児島県にて開催される予定です。