秋の漁業ブ・山口フグ編にやってきました。日本のフグ漁の発祥エリア、下松市笠戸島で獺祭の酒粕を使って養殖される「笠戸島幸ふく」の様子を見に、夏の気候の中、朝から皆さんと海へ。瀬戸内の美しい景色と青い海が気持ちいい。
山口といえばフグで有名ですが、実際には下関も県外産の水揚げが殆どで山口の漁業家・生産者は数少なくなってしまい、こちらでは新たな山口フグの再生と養殖の付加価値づくりに取り組んでいます。
東芝系のエンジニア出身という養殖家は、色々なデータを取りながら改良の試行を重ね、獺祭の素晴らしい焼酎粕の力を借りて旨味たっぷりの笠戸島ふぐを育てて出荷するところまできました。山口フグならではの歴史と文化、地域の食資源の循環ストーリーも魅力的です。
地元ホテルシェフに夏フグの新しいふぐメニュー開発をお願いして、楽しい試食会を。獺祭のフグひれ酒まで試せて最高です。今回の旅で、漁業ブの次のステージが見えてきました。